僕の好きなまんが
好きだよと 今日も言えないまま
見送った 今まで一緒にいたのに
会いたくて
君の好きなうたを繰り返し
口ずさんだ 帰り道
うたを歌うって気持ちがいいですよね。
目次
導入
こ。
まぁ実際、今回のテーマに歌は関係ないんですが
今回のテーマは好きな漫画についてです。
ここでワンピ!とか言って
周りが面白いと言ってるからなんか面白い気がする!
と無責任なことは言えないので、本当に好きでオススメできるような作品をあげたいと思います。
とまぁ紹介しようと思うのですが、その前の導入として、皆さんは
TCG(トレーディングカードゲーム)をご存知ですよね
で、それを知ってるということは
僕がTCG好きということもご存知ですよね
そんで、皆さんTCG好きですよね
そんなわけで、紹介する漫画は
カードゲーム漫画となります。
その名はガンダム
カードゲーム漫画と聞いて皆さんが連想するのはおそらく遊戯王、デュエル・マスターズなどがほとんどであとは有象無象の後発カードゲームだと思います。
あとはネット漫画とかですかね。
そういうオーソドックスな名作をあげてもいいんですが、それだと
みんな良いと思ってるんだから今更紹介する意味がない
ので、今回紹介するのは割とマイナーな方だと思います。
ウィザーズソウル
秋★枝 (2014)Wizard’s Soul 〜恋の聖戦〜
株式会社KADOKAWA 出版
秋★枝さんという方の作品で、この作品以外にも漫画を描かれています。
そしてそのどれもが恋愛ものなのでウィザーズソウルの副題に結びついたのでしょう。
まぁタイトルの絶妙なダサさは置いておいて
肝心なのは中身ですよ。
舞台は現代の日本って感じなんですが……
実際の日本と違う点は
・誰もがTCGをやってる
・TCGの腕が社会的ステータス
・賞金制の大会がたくさんある
素敵な世界やないですか……
パズドラTCG優勝経験のある僕としては非常に魅力的な世界に思えます。
こいつ匂いとか嗅ぎ始めましたよ、
やっぱ好きなんすねぇ(歓喜)
カードに限らず、本とか新品で買うと必ず匂い、嗅ぎますよね?(同調圧力)
ちなみにこの世界で一番流行ってるTCGが題名にもなっているウィザーズソウル という架空のTCGです。
ルールはmtgを下地にして、伏せカードなど遊戯王の要素もいくつか取り入れられています。
まぁ遊戯王の伏せカードギミックは漫画映えするからねしょうがないね。
で
主人公はカードショップでバイトをしてる女の子 まなか です。
このまなかがTCGの戦いに身を投じることになるのですが、その経緯が
(それぐらい考えなくてもわかるだろバカ親父)
しかもこのご家庭はお父さんと娘3人の家族で
お母さんはすでに他界されています。
子ども相手にハードすぎるッピ!
多額の借金を抱えた父の肩代わりをするために、まなかは賞金の出る大会に出場し、
金のためにカードをやる決意をかためます。
ストーリーだけでもなかなか面白そうな作品だと個人的には思うのですが、大事なのはここからです。
他と違うところ
他のTCGを題材にしたリアル路線の漫画というのはいくつかありますが、
そのどれもが
可愛いキャラでオタクに媚びるだけのカスみたいなのばかりです。
すみません。かなり過激な言い方になってしまいますが、ハッキリと言わせてもらいます。
※これはあくまでも個人の意見です。これが正義だ!なんてことは絶対ないと思っていますから、他の見方は当然あるでしょうし、僕のことを嫌な奴だと思っていただいても結構です。
それが良いんだよ!とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにその通りです。可愛い女の子が
世間から隠キャ!オタク!俊足!などと虐げられる趣味を堂々と楽しんでいる姿を見るのはとても心地がいい
というのは僕も否定できません。
しかしながら、それはTCGが題材である必然性が全くない。
TCGのイメージを回復させたい!とか
TCGの人口を増やしたい!といった理由もある(まぁないとは思いますが)かもしれません。
たしかに、
TCGは不良の遊びだと嫌悪されていた時代もありましたが、それももはや過去の話。社会的地位が上昇し、十分にユーザーも増えたTCGを題材にしてそういう
TCGプレイヤーあるある〜〜イェーイ!みたいなのを登場人物女の子だけでやる意味がどこにあるのか。
答えは簡単
TCG好きのオタクに媚びて売り上げをあげようという制作側の戦略です。
別にその戦略が気に入らないというわけではないのですが、そういう中身のない空っぽな作品
というのが僕は心底気に入らないのです。
しかしどうでしょう、このウィザーズソウルは。
カード効果の応酬、激しい攻防
サイドボードからの対策、それに対するアグレッシブサイドによるスイッチ
そして心理を利用した盤外戦術
一巻だけでこのボリューム、この重み
どうですか?
面白くないですか?
僕の求める全てがそこにある
マナレシオおかしいだろ!とか
そんなに強いなら同型がいないのはおかしいだろ!
とか色々ツッコミどころは非常に多いですが、
まぁそこは
魅せる展開にするためには仕方ないね♂
ただまぁ、面白すぎて
4巻で打ち切りになってしまったんですが😅
やっぱりオタクに媚びなかったのがいけなかったんでしょうかね
唯一オタクに媚びたシーンも
父が借金したことが発覚した直後の入浴シーンで乳首を解放したところだけですし。
ロックかけてから試合終わるまでの単調な作業をしつこいくらいに描写したり
してたし。
しかし本当に面白いんですよね。
こういうTCG作品では試合が盛り上がりにくく、(作者から)嫌われやすいコントロール/パーミッション系のキャラが主人公という駆け引きを描くのに妥協のない姿勢を取ってますし。
↑6つのメタデッキを使うという設定のせいでなかったことにされたみさ……誰だっけ
時代の波に乗れず、歴史の闇に埋もれた良作
ウィザーズソウル。
ぜひ、ご一読ください。